「アンノウン」(2011年)
「フライト・ゲーム」(2014年)
でリーアム・ニーソンを主演に据えたジャウマ・コレット・セラ監督の作品・・・ということなんですが、あと見たのは 「蝋人形の館」 なので、作風のイメージがどうもつかめません。
今回はノンストップ・アクション映画でしたが、これだけの顔ぶれをそろえたのなら、アクション部分はもう少し減らし、ドラマとして見せてもよかったんじゃないかと思います。
一方の雄、アイリッシュ・マフィアのボス、ショーンを演じたエド様は、セリフがなくても表情やしぐさだけで語れるし。
(妻(パトリシア・カレンバー)にたたかれていた場面が好きです)
主役の元殺し屋ジミーを演じたリーアムはシブいですし。
今回、刑事さん役のヴィンセント・ドノフリオが出汁のきいた演技でした。
カメオ出演のニック・ノルティはクレジットなしでしたね。
ジミーの兄エディです。
ショーンの息子のアホなダニー(ボイル・ホルブロック)も
ジミーの息子の善人マイク(ジョエル・キナマン)も、それぞれそこそこイケメンだったけど
全体におっさんな映画で、しかも。
このおっさん二人が若き日からはぐくんできた友情が、ある日むごたらしい運命によって敵同士に変わるという、哀しい愛の物語でもあるんでした。
・・・というあたりを主たるテーマにした場合、昔のフランス映画のようなしっとりした味わいが出そうな・・・。
(ジャン・ギャバンとかが出ていたみたいな)
(客が入らないか)
(でも私はそっちを見たいけど)